最終更新日:2021年07月13日

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フライス加工用の
切削計算アプリ
「ミリングマニアック」の「鉄鋼材料の硬さの理論換算」計算機能説明

目的:異なる硬さ評価指標間の換算
内容:異なる硬さ評価指標の換算を理論式を使って行います.
各種硬さ指標の測定手法を物理的に解析することで,硬さ指標間の換算式を算出している論文をもとに,硬さの換算を行っています.
しかしながら,換算式が複雑で逆関数の作成が難しいものもあるので,理論計算結果をもとに6次関数や4次関数で近似式を作成し,アプリ内での換算に使っています.
ASTMの硬さ換算表と比べると,換算結果がずれている部分もあります.

換算可能な指標は,以下に示す14項目です.

身も蓋もない話ですが,ASTMの換算結果が知りたい場合は,ASTMの硬さ換算表はインターネット上にたくさんあるので,それを見たほうが早いです.
しかしながら,そもそも硬さの換算自体に正確性がないとされているので,特定の硬さ指標での硬さが知りたい場合は,専用の測定機で測定するのが最も正しいと思います.

参考資料:
・山城貞男,植村幸生:各種押込みかたさ間の換算について,日本機械学会論文集(第1部),Vol.27,No.176(1961)pp.430-438.
・築添正,久門輝正:ショアかたさの理論的解析について,日本機械学会論文集(第1部),Vol.30,No.212(1964)pp.531-538.